講師紹介
名前 | 村上 宏子(むらかみ ひろこ) |
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活動拠点 | 九州 |
主な資格 | 3級FP技能士
相続診断士 資格ではありませんが乳がんアドバイザーとしても活動しています |
開催講座 | 児童手当の活用法講座
教育資金の作り方講座 働く人ためのお金の基礎講座 上手な保険の見直し方講座 など ※家計管理・ライフプラン・保険・資産運用を複合的に生活に上手く取り入れるような内容です。 |
〇幼少期から21歳で起業するまで
はじめに現在に至るまでの私の経歴を簡単に紹介します。
私は幼い頃に母親をがんで亡くしました。中学校では不登校を経験。別の私立中高一貫校へ編入し、親戚宅で暮らしたり一人暮らしをしたりしていました。高校へ進学したものの、すぐに退学。その後は働きながら通信制高校を卒業しました。
この頃は若さのノリと勢いで飲食店やキャンペーンガールなどの仕事を掛け持ちしていましたが、働くことがとても楽しく、社会の楽しさを知った時期でした。
18歳~21歳はキャバクラやクラブに勤務していました。ドレスを購入して、毎日オシャレをして出勤するのが楽しかったこと、周りの子達を見ても同じ様子だったことから、私は「ドレス屋さんになればきっと儲かる」とひらめきます。21歳で起業し、移動販売のドレスショップを始めました。
移動販売では仙台から西日本を中心に活動し、さらに九州では実店舗を展開。補正屋とガールズバーもオープンしました。
〇絶好調から一転、様々な困難に直面するも乗り越えてきた
絶好調だった時期、私は横領の被害に遭いました。そこへ出産や社会システムが変化する時期も重なってしまい、会社の業績が傾いて事業を売却することになります。
同時期には新たな事業としてスマホ修理のフランチャイズと吸水下着メーカーを立ち上げていましたが、吸水下着は莫大な資本力がないと成り立たない事業であったため、家庭をもちながらの継続は難しいと判断し断念しました。
スマホ修理のフランチャイズは大分・長崎・岡山と順調に出店していましたが、自分自身に乳がんが見つかり、治療のために事業は売却することにしました。
〇スカウトされた保険業にやりがいを感じている現在
38歳のとき、保険業にスカウトされたことが現在の仕事につながっています。保険業1年目でMDRTを達成。抗がん剤治療手術2回のなかでの達成でした。自分がどんな状態でもお客様を大切に、命をかけて活動しようと決めています。2023年もMDRTを達成しました。
自分自身で事業をしたい気持ちは今でも残っていますが、きっと今後することはないだろうと今は考えています。なぜなら、いつも事業は自分の器より大きな規模感になってしまい、自分の手から離れていくように対応できなくなるからです。
その点で、保険業はお客様1人1人と向き合い、一生ずっとお客様の側にいることができます。それが自分には向いているし、この仕事の大好きなところであり、やりがいを感じているところです。
〇これまでの経験から感じていること
私は、これまでの経験から世の中に「情報の格差」があることを感じています。
例えばお金に関する情報、家計管理や資産運用の方法なども、会社の福利厚生として知る機会が多くある人もいる一方で、そのような機会がなく生活に苦労している人もいます。家計を見直したり、ライフプランを立てることでお金の流れに余裕が生まれ、人生において出来ることが増えるのに、知る機会があるか/ないかで未来が左右されてしまう現状がとても残念に思います。
知る機会がないことで未来が左右されるのは、お金の問題だけではありません。保険のことや健康管理(健診など)も同じです。私は自分自身が乳がんを経験し、小さい頃に母親をがんで亡くしています。保険の大切さ、健診の大切さ、病気や治療に関することなど、忙しいことを理由に後回しにしないで、きちんと情報を得てほしいという思いがあります。その思いからピンクリボンの活動もしています。
〇今後の活動と伝えたい気持ち
私は「情報の格差」があることによって人の未来が変わってしまうことが嫌なのです。お金のことも保険のことも病気のことも、知っていれば違った未来になるのに、知る機会がない人達がいる。そんな状況を変えていきたいと思っています。
このような理由から、私はFPmama Friends として、情報の格差がある場所にセミナーを届ける活動がしたいと考えています。
学校も情報を届けたい場所の1つです。自分の学生時代を思い返せば、親戚宅に住んだり、早くから一人暮らしをしたりしていましたが、そんな私も、お金のことを学ぶ機会から遠い立場にいたのだろうと感じています。きっと今も、学校には昔の私と似た環境にいる、情報から遠い子ども達がいることでしょう。
私自身が人生の中で「このことをもっと早くに知っていれば」と悔しく思う場面がたくさんありながら現在に至りました。その経験から得た知識を多くの人に届けたい気持ちです。
辛い環境、苦しい状況にいる人も、好きなことや夢を見つけてほしい。どんなときでも「これだけばやり続けたい」と思えるような素敵なものを人生のなかで見つけてほしいし、私は、皆さんがそれを見つけられたときに、お金や病気のことで諦めずに続けられるように、知恵と環境を提供したいと思っています。