お小遣いを渡すべきかどうかは、子どもを持つご両親が1度は考えることです。
「お手伝いをしたらお小遣いをあげよう、でも正当な金額っていくらくらいなのか」と悩んでいる方もいらっしゃるはずです。
実は、日本とアメリカのお小遣い事情は、あげ方も金額も全く異なります。
アメリカのお小遣いは日本の十倍
アメリカの10歳以下の子どもにあげるお小遣いが1ヶ月平均約6,000円~10,000円だといわれています。
一方、日本のお小遣いは一般的に、小学生で1ヶ月平均1,000円前後、中学生でも1ヶ月平均2,500円くらいだといわれています。つまり、アメリカのお小遣いは日本の10倍程になります。日本と比べるとアメリカのお小遣いはとても高額だと感じませんか? しかしそこには、お小遣いの使い方が大きく関係しています。日本でのお小遣いの使い方は、ご家庭によって多少の決まりがあっても、玩具やゲームなど子どもが好きなようにほぼ自由に使えます。
アメリカはというと、お小遣いで学用品や洋服等の必需品を調達しなければなりません。必需品をきちんと買ったうえで、はじめて残ったお金を趣味や遊び道具を買うことに使えるのです。
つまり、小さい頃からお小遣いを通してお金の使い方や金銭感覚などを身につけられるようにしているのです。
他人からお金をいただくありがたさを小さい頃から学ぶ
アメリカでは、他人からお金をいただくありがたさを早いうちから学ぶため、小さい子どもが物を売ってお金を貰うという習慣があります。
例えば、犬の散歩をする、近所の芝生を刈るといったアルバイトも小さい頃から行っています。一方、日本では高校生になってやっとアルバイトができるようになります。
家計を助けるためにアルバイトをしている子もいますがアメリカでは、自分のお小遣いは自分で稼ぐといった独立心が幼い年齢から身についています。そのため、お金に対する知識や意識が芽生える年齢に少し差があります。